小松暢の性格はドキンちゃん似!あだ名がハチキンおのぶって本当?

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2025年前期の朝ドラ「あんぱん」はあのアンパンマンの作者やなせたかしさんの妻、小松暢(こまつ・のぶ)さんがヒロイン!ということで、多くの人が注目しているのではないでしょうか。

今田美桜さん演じる主人公「朝田のぶ」のモデルとなった小松暢さんの性格がドキンちゃん似で、ドキンちゃんのモデルになったのでは?と言われています。

また「ハチキンおのぶ」や「韋駄天(いだてん)おのぶ」というあだ名がついていたほど気が強い性格で、パワフルで行動力のある女性だったようです!

先に結論を述べると、

小松暢さんはドキンちゃんのモデルになったのうちの1人で、
ドキンちゃんにそっくりな性格

でした!

夫のやなせたかしさんについてはメディアや書籍などたくさん資料があり、その人となりは多くの人が知るところですよね。

しかし妻の小松暢さんについては未だ不明な点も多いためか、朝ドラでは原作なしのフィクションとして大胆に再構成したストーリーだそう。

とはいえ、同じくあだ名で「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」と呼ばれるほどエネルギッシュな性格であったり、やなせさんを励まし、リードしていくしっかり者の女性として描かれることには違いないようです。

この記事ではドキンちゃんのモデルでは?と言われてる小松暢さんの性格について、様々なエピソードから深掘りし、どの辺がドキンちゃんと似ているのか調べてみました!

目次

小松暢さんの性格は初期のドキンちゃんにそっくり!

小松暢さんがドキンちゃんのモデルで、性格も似ているのかどうかを調べたところ、いくつか重要なエピソードが出てきました。

夫・やなせたかしさんの発言

やなせさんの自著「アンパンマン伝説」の中には、

キャラクター設定は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラをモデルにしている
アンパンマン伝説』フレーベル館(1997)

とある一方

ドキンちゃんはなぜか僕の母の面影があり、性格は妻に似ている
アンパンマン伝説』フレーベル館(1997)

とも語っています。

そしてこんな記述も。

最初はばいきんまんの助太刀をさせるつもりだったが、書いているうちに、「作者の手を離れ」、「ドキンちゃんはどんどん強くなり ばいきんまんはあごで使われる」ようになってしまった
アンパンマン伝説』フレーベル館(1997)

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やなせさんは、ドキンちゃんがどんどん強くなっていくのを面白がっていたそう!

作者のやなせさんが語っているということで、小松暢さんはドキンちゃんのモデルのうちの1人で、性格も似ていると言ってよさそうです!

初期のアンパンマン絵本に出てくるドキンちゃん

アンパンマンはアニメよりも先に、原作絵本があることをご存じの方も少なくないかと思います。

私も子供と一緒に何冊か読む機会がありましたが、内容はアニメと結構違ってキラキラ感はなく、ちょっと落ち着いた味わい。

 

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アニメの雰囲気を想像して読むと、
ちょっと衝撃かもしれません(笑)

そのせいか大人たちからの評判はあまり良くなかったそうですが、子どもたちから徐々に人気が出て絵本がシリーズ化。

ミュージカルにもなって子どもたちに大ウケ!

そしてついにアニメ化されます。

こうして愛される国民的アニメとなるまでの過程でどんどんキャラが分かりやすく誇張されていき、今のワガママで自由奔放な性格、でもそこが魅力的なドキンちゃん像が出来上がったのではないでしょうか。

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どこか憎めない愛されキャラ、
ドキンちゃんの誕生ですね!

ちなみに絵本『アンパンマンとドキン』で初登場する初期のドキンちゃんはスタイル抜群で、アニメよりグッと女性らしい雰囲気

 

先に紹介した、やなせさんのお母さんや暢さんをイメージしたイラストだったのかもしれません。

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もう販売はされてないようで残念です。

 

公式HPのドキンちゃんの紹介文

アンパンマンの公式HPに載っているドキンちゃんの紹介文は、こんな内容です。

ばいきんまんの なかまの おんなのこ。じぶんのことを せかいで いちばん かわいいと おもっている。わがままで いつも ばいきんまんを こまらせているが、やさしい ところも ある。しょくぱんまんの ことが だいすき。
アンパンマン公式ポータルサイト

みんなが想像する天真爛漫なザ・ドキンちゃんですね!

暢さんの性格として言葉を置き換えてみると、

自分のことが世界で一番可愛い=自己肯定感が高い

わがままだけど優しい
あっと驚くような発言や行動で周囲を驚かせるけど、
 気遣い上手でバランスが取れている

という感じでしょうか。

これらの性格が伝わってくるエピソードを、今からさらに紹介していきますね♪

小松暢さんの性格にまつわるエピソードがまるでドキンちゃん!

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小松暢さんの生い立ちを調べたところ、ドキンちゃんとそっくりなエピソードがいくつかあったのでご紹介します。

やなせたかしさんが暢さんに一目惚れ!

1946年4月、暢さんは高知新聞社に入社し編集者となります。

数ヶ月遅れで入社したやなせさんが同じ部署に配属され、席がちょうど真向かいに。

そこでやなせさんが暢さんに一目惚れしたそうです。

 

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明るい雰囲気の美人さん!

ドキンちゃんといえば、バイキンマンに一目惚れされてますよね♪

なんだかやなせさんが暢さんに一目惚れしたというエピソードにつながるような…?

あっ…でもドキンちゃんは食パンマンさまに、ホラーマンはドキンちゃんに一目惚れしてるのでしたよね(笑)

なんにせよ「一目惚れ」という事件がたくさん起こっているのが気になります♪

戦後初の女性記者になれたのはドキンちゃんに通じる勝気さがあったから?

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小松暢さんは、なんと高知新聞社で戦後初となる女性記者2人のうちの1人でした。

今よりもずっと濃いであろう男社会の中採用されたということは、

相当優秀で、しかも男性に負けないほどの勝気な性格だったのではと想像できます。

男性に対しても堂々と意見を言って渡り合い、共に編集の仕事に励んだのではないでしょうか。

その立ち回りや勝気さはドキンちゃんに通じますし、男勝りを意味する「ハチキンおのぶ」というあだ名もピッタリですね!

「ハチキンおのぶ」についても、後ほど詳しくご紹介します♪

ドキンちゃんのように下宿先に転がり込んだのは…

2人が編集に携わっていた「月刊高知」はインタビュー記事や随筆、小説などを幅広く扱う文芸総合雑誌で、まだ創刊したばかり。

スタッフ4~5人で制作しており、暢さんは取材や編集、広告取り、やなせさんは挿絵や連載漫画、表紙担当として働きました。

しかし暢さんは入社して1年も経たないうちに高知新聞社を辞め、代議士秘書になるため上京

東京で働いていた時に出会った元上司に誘われ、記者の仕事で磨いた速記で高知選出の代議士秘書となったと伝えられているそう。

誘われたとはいえ、入社してまだ1年も経たないうちに辞めて上京するなんて…

さすが「ハチキンおのぶ」、潔い!

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行動力がありますね!

ここで、やなせさんとは一時離れ離れに…

と思ったらその1年後、追いかけるようにやなせさんも上京。

2人は結婚します!

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やなせさんが、
暢さんの下宿先に転がり込んだそうですよ!

ドキンちゃんといえば、アニメではバイキンマンが住むバイキン城にいきなり転がり込んでくる設定ですが、それってやなせさんが暢さんの下宿先に転がり込むエピソードと似ているような…?

やなせさんにも思い切った行動を決意させるほど、暢さんは魅力的だったのでしょうね。

そんなところもまるでドキンちゃんです♪

小松暢さんとやなせさんの関係は、まるでドキンちゃんとバイキンマン?

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上京後2人と再会した高知新聞社の元同僚の方の日誌によると、暢さんは半年足らずで東京に馴染んでいたように見えたそうです。

暢さん持ち前の勝気さで、都会の人に負けないぞ!という気持ちで生活していたのかもしれません。

反対にやなせさんはまだ三越宣伝部に入る前の時期で苦労していたためか、元気がなかったそう…

暢さんの性格から想像すると、そんな時きっとやなせさんを奮い立たせようと全力で応援していたでしょう。

また、やなせさんが漫画家を目指してもがいている時には「なんとかなる」「収入がなければ私が働いて食べさせる」と励ましたり、やなせさんが念願の漫画家となり目まぐるしい日々を送るようになると、仕事以外のことは全て請け負い、なんとやなせさんの散髪まで暢さんがしてあげていたというエピソードもあります。

ドキンちゃんがバイキンマンのところにやってきたのは、バイキンマンを助けるため。

時に厳しく、時には寄り添って、バイキンマンを助け続けます。

もしかすると暢さんとやなせさんも、そんな関係だったのかもしれません。

 

暢さんはやなせさんにとって、献身的に支え、時にはグイグイ引っ張り、いつもポジティブに応援し続けてくれる頼もしい自慢の奥さまだったのでしょうね。

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暢さん、かっこよすぎませんか…!

小松暢さんのドキンちゃんらしい性格は「ハチキンおのぶ」から!

さて、小松暢さんのドキンちゃんらしいエピソードがたくさん出てきました。

ここからは、朝ドラにも登場するあだ名「ハチキンおのぶ」が後にドキンちゃんのモデルとなる暢さんの性格を上手く表しているのかなと思ったので、こちらもご紹介します。

「ハチキンおのぶ」の“はちきん”とは、高知の土佐弁で「男勝りな女性」を表した言葉。

誰に対しても物おじせず、堂々としているイメージはドキンちゃんにも繋がりますね。

また、「韋駄天(いだてん)おのぶ」とも呼ばれていたとか。

「韋駄天おのぶ」の韋駄天とは足が速い神様のことで、足の速い人の例えです。

小松暢さんが県大会で優勝するほど走るのが早かったことから、そう呼ばれていたそうです。

ドキンちゃんに特別運動神経がいいイメージはあまりありませんが、危険を察知した後の逃げ足は誰よりも早いですよね(笑)

暢さんの行動力や、エネルギッシュな雰囲気がドキンちゃんに似ているのかなと思いました!

暢さんが若い頃はスキーや山登りが大好きだったことからも分かるように、体育会系で活発な性格の女性だったのですね。

【まとめ】小松暢さんはドキンちゃんにそっくり!

これらのことから、

・小松暢さんは初期のドキンちゃんのモデルのうちの1人である

・小松暢さんのエピソード(相手の家に転がり込む、一目惚れなど)が、
 ドキンちゃんのキャラ設定に活かされている可能性がある

ということが分かりました。

2025年前期朝ドラ「あんぱん」のヒロイン発表会見インタビューで、脚本家の中園ミホさんが、今田美桜さんとアニメのドキンちゃんを見比べ「ドキンちゃんにこんなに似ている女性はいない!」と語っていましたね。

確かに、今田美桜さんのクリクリした目やキュートな表情、天真爛漫さがドキンちゃんを思い出させるので、とてもピッタリなキャスティングだと思います♪

 

himawari
「あんぱん」の放送開始が楽しみです!

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